これは何(誰のどの面倒を解決するか)
扶養内で働きたいとき、知りたいのは「結局あといくら・何時間まで働けるの?」です。年収の壁の解説記事はたくさんありますが、自分の“今いくら稼いだ”と“残り月数”から逆算して、今月から毎月いくら・週何時間までを出してくれるものは多くありません。このツールは、それを概算します。
税・社会保険の扶養判定は、勤務先・制度・年によって異なります。本ツールは費用を計算する概算ツールであり、税務・社会保険の個別助言ではありません。最終的な判断は勤務先や専門家にご確認ください。
計算式
- 残り稼げる額 = 目標の壁 − すでに稼いだ額(マイナスなら超過)
- 今月から毎月の上限 = 残り稼げる額 ÷ 残り月数
- 毎月の上限労働時間 = 毎月の上限 ÷ 時給
- 週あたりの上限時間 = 毎月の上限労働時間 ÷(52 ÷ 12)
※年収は1〜12月の合計が基準です。
使い方
- 目標の「壁」をプリセットから選ぶ(または金額を手入力)。
- 年初からすでに稼いだ額・残り月数・時給を入力。
- 残り稼げる額と、今月から毎月いくら・週何時間まで働けるかが表示されます。
年収の壁のかんたん解説(2026年時点)
「壁」とは、超えると税や社会保険の負担が変わる年収のラインです。主なものはこの4つ(金額・条件は2025〜2026年の改正で変動。最新は勤務先・公的機関でご確認ください)。
- 106万円:自分が社会保険に加入する場合がある — 勤務先の規模や週の労働時間などの条件を満たすと、自分で社会保険(厚生年金・健康保険)に入る義務が出ます。手取りは一時的に減りますが、将来の年金は増えます。※2026年10月に月収(8.8万円)要件が撤廃され、週20時間以上が基準になる予定です。
- 123万円:自分に所得税がかかり始める — 2025年の税制改正で、所得税がかかり始める年収が103万円から123万円に上がりました(給与収入ベース。控除の上乗せでさらに上がるケースもあります)。
- 130万円:家族の社会保険の扶養から外れる — 親や配偶者の社会保険の扶養から外れ、自分で国民健康保険・国民年金を払うことになります。手取りへの影響が最も大きい壁です。
- 160万円:配偶者特別控除が満額の上限(目安) — 配偶者(夫または妻)が受けられる「配偶者特別控除」が満額になる年収の上限の目安です(改正で引き上げ。さらに変わる動きもあります)。これは“あなた”ではなく配偶者側の税の話です。
このほかにも150万・178万などの基準があります。詳しくは公式情報をご確認ください(首相官邸「年収の壁」対策/厚生労働省)。
注意
- 「壁」の金額・条件は2025〜2026年の制度改正で変動しています。最新は勤務先・公的機関でご確認ください。
- 交通費の扱い、社会保険の適用(勤務先の規模・週の所定労働時間など)により実際の判定は変わります。
- 本ツールは概算であり、扶養の可否を保証するものではありません。
FAQ
Q. 残り月数は何を入れる? A. 年収は1〜12月の合計が基準です。今月から12月までの残り月数(今月を含む)を入れてください。
Q. どの壁を選べばいい? A. 目的によります。社会保険の扶養なら130万円、配偶者特別控除の満額の目安なら150万円など。金額・条件は制度改正で変わるため、勤務先や公的機関で確認してください。
Q. この金額どおりに働けば必ず扶養内ですか? A. 概算です。交通費の扱いや社会保険の適用は勤務先の規模・制度・年により異なります。最終判断は勤務先や専門家にご確認ください。